ボランティアツアーに参加してみました。が。。。

だいぶあいてしまったのですが、
3/10,11でボランティアツアーに参加しました。
どう書いてよいのかと思っているうちにだいぶ経ってしまった。
参加したとは言っても実際は何も活動はできなかったのだけど。
11日は追悼式典などがあり、静かに過ごされたい方々も多いという事で、早々に作業はなしと知らされていたし、10日は前日からの雪で作業ができる状態ではなくなってしまったから。
まぁお天気に恵まれないのは慣れっこなんだけど。。。
残念とゆーか、なんとゆーか。やられた。
また改めてお手伝いさせてもらいます。
今回のツアーでは(行くまで全くわかっていなかったのですが)、
↓のReRootsというボランティア団体の活動に参加させてもらう予定でした。
ReRoots:震災復興・地域支援サークル:http://reroots.nomaki.jp/
元々は自らも被災者である東北大の学生さんが中心となって活動を始めたそうで、現在は農業の復活を目指し、長期的に支援活動をしていこうとされているとのこと。
巨大な瓦礫は重機によって取り除かれたものの、農地はその重機の重さによって踏み固められ、 大小の瓦礫がたくさん埋まっているのだそうです。耕すことさえできない状態です。
今はこれを手作業で取り除く作業を進めているとのことで、 我々もお手伝いするはずでした。
作業ができなかったかわりに、ReRootsの方が震災当日~現在の活動状況などを話てくださり、 被害の大きかった荒浜地区へ案内してくれました。
家々の基礎ばかりがのこり、異臭がするその土地は想像以上に、異様でした。
ショックとかそーゆーのじゃなくて、ただただ自然の脅威を感じる。
誤解を恐れず書くなら、多くの方が亡くなったのさえ納得できてしまった。このパワーには人は太刀打ちできないと。
先日テレビでもやっていたけれど、逃げるしかないんだと。
そんな中でこの看板は印象的でした。
必ず復興させるのだと。
人間はこうやって発展してきたのかなと思わされた。そんなことこの場で考えると思わなかったのに。きっとそうでも思わないと、遣る瀬無さを抑えられないからだろうね。

ことごとくなぎ倒された松達。

地区の中程を流れる、海岸線に沿った川?を渡る橋の上から。両サイドにはたくさんの家々が並んでいたんだろうな。

→その反対側をとったもの。
そう、見渡す限り、たいら。。。
ReRootsの方は、地区の入口まで一緒だったけど、それ以上は立ち入らなかった。多くは語らず、行って感じてほしいとおっしゃった。きっともっともっと複雑な深い想いがあるんだろうな。
翌日、3/11この日は天気には恵まれ、晴天。
バスで石巻、女川の被災地へ。
こちらは石巻市内。
右手が海の方向。
車窓からの見学だったのだけれど、街の中は人影はほとんどない。
埃っぽい路面、がれきが高く集められた場所、手つかずの壊れた家、打ち上げられた船など、次々に飛び込んでくる。
そんな中、バスの前方、道のど真ん中の巨大な物体が目に入ったときには、え?と思った。
ほぼ横を走る乗用車や家の大きさと比較しても、ホントにでかい。
1年たった今でもすすんでいるとはいえない復興の現実と直面した。
そして女川町へ。
小さな山を越えて坂を下り始めると、想像よりずっと手前で突然視界が開けた。
何もない!更地が広がっていた。
この写真は海側から山方向を振り返った感じ。
おそらく左右の山に対し、この谷の様な部分は多くの家が並んでいたのだろう。。。
そしてテレビでも何度か紹介されていた、ひっくり返ってしまった鉄筋コンクリートの建物(左奥)と、藻の生えた地面。
海岸線は右手、3、40m程度。
潮が満ちてくるとここまで水が来てしまうんだろうか。
転んだ建物は真横を通ると、え〜としか言いようがない。


これは女川町から石巻市へ戻る途中。
真っ青な空と海がとっても綺麗。
この海があふれてきたのかと思うと、なんだかなぁ。。。


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